住宅フランチャイズの仕組みや基本を解説!|住宅相談での独立は全国Web住宅展示場
2021/04/22
地域密着の工務店が注文住宅の事業を継続して安定させるためには、他の工務店との差別化が重要になります。
そのためには、常に最新の技術開発や品質の向上によって新規顧客の開拓を進めている
フランチャイズ本部と契約を結ぶことは有力な選択肢ではないでしょうか。
一般的なフランチャイズの契約は、加盟店がフランチャイズ本部に契約金やロイヤリティを支払うことで、
継続的に本部のブランドやノウハウの提供、サポートを受けられるような仕組みになっています。
住宅フランチャイズでも大まかな関係は同じです。
フランチャイズ本部
フランチャイズ本部は新築住宅の商品開発、資材や建材の一括仕入れ、広告・宣伝を行います。
加盟店へのサポートとして、技術面や営業に関しても支援します。
広告宣伝に始まり資材の仕入れ、家を建ててお客様の手に渡るまで、一貫してノウハウを構築し、
パッケージ化して加盟店へ販売します。ノウハウが一貫している分、
宣伝から引き渡しまでのフローが数ヶ月にわたります。
たくさんの人が関わる中で、最終的にお客様が喜んでくれるようなパッケージが販売できるように
日々開発に取り組んでいます。
加盟店
加盟店は購入したパッケージをもとに集客を行い、注文住宅販売事業を行います。
新たに住宅販売事業を始めようと決めたところで、ノウハウの構築には
多量の時間と人手がかかってしまいます。
あらかじめフランチャイズ本部が確立したノウハウをフルに活用することで
品質の向上や新技術の導入などを効率に行うことができる仕組みです。加盟するにあたっての注意点としては、
フランチャイズ本部が用意している商品と、地域性が一致しているか、
方向性や価値観が本部と一致しているかなどが挙げられます。
また、本部の評判によって加盟店に影響が出てしまうという点にも留意しておく必要があります。
加盟店の業績は順調に伸びていっているのに対し、本部の経営が悪化したため、倒産することも考えられます。
最後に
今回は住宅フランチャイズについてお話いたしました。
変化の激しい住宅業界において、いかに差別化を図るかということは重要な課題です。
変化の激しい住宅業界において、最近まで最先端だったものが当たり前になっていることも珍しくありません。
例えば、省エネ住宅をうたった商品やプランが多く発表されていましたが、今ではあまり目立たなくなりました。
省エネ基準が2020年にすべての新築住宅で義務化されるので、独自性を見出すことができなくなるからです。
住宅性能で明確な違いが出せない以上、これからはまた別の魅力、強みで勝負していかなければなりません。
地域密着で事業をされている工務店様にとって、住宅フランチャイズは新たな選択肢となるのではないでしょうか。